今回はチャップリンの名曲「Smile(スマイル)」の英語歌詞を日本語に和訳します。
「Smile(スマイル)」はチャップリンが自身の映画「モダン・タイムズ」のために作曲したもので、その後ジョン・ターナー・ジェフリー・パーソンズが歌詞をつけナット・キング・コールが歌ったことでさらに有名になった曲です。
「どんな時でも、笑顔を忘れなければ、希望の光は必ず挿し込んでくる」
そんなメッセージが込められた素敵な歌詞です。
「英語の歌詞」→「日本語に翻訳した歌詞」→「カタカナ読み」の順に書いていますので、まずは英語の歌詞だけ見て自分なりに歌詞の意味を想像してみるのもおすすめです。
なお、カタカナ読みについては、実際の英語の発音をできるだけそのまま再現できるようにしているので、よかったら見ながら声に出して歌ってみてください。
- Smile(スマイル)英語歌詞
- Smile(スマイル)日本語歌詞(和訳)
- Smile(スマイル)カタカナ読み
- 多くのアーティストがカバーするSmile
- Smile(スマイル)の歌詞を日本語に翻訳してみて感じたこと【英語の勉強に効果的】
■チャップリンについて
チャップリンはイギリス人で本名はチャールズ・スペンサー・チャップリン/Charles Spencer Chaplin(チャーリーはニックネーム)。
1914年に映画デビューしてから喜劇役者、映画の製作や脚本、作曲などを自ら手掛けた。トレードマークは黒い山高帽(帽子)とちょび髭が有名。
Smile(スマイル)英語歌詞
Smile, though your heart is aching
Smile, even though it's breaking
When there are clouds in the sky
You'll get by
If you smile through your fear and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You'll see the sun come shining through for you.
Light up your face with gladness
Hide every trace of sadness
Although a tear may be ever so near
That's the time you must keep on trying
Smile, what's the use of crying
You'll find that life is still worthwhile
If you just smile
【単語】
aching : 痛い
get by:乗り切る、乗り越える、通り過ぎる
fear : 恐れ
sarrow : 悲しみ
gladness : 喜び
trace : かけら、面影
sadness : 悲しみ
Although : それでも、~でも、~のに
keep on tryng : がんばる、耐える
worthwhile:価値がある
Smile(スマイル)日本語歌詞(和訳)
笑顔でいよう、心が痛くても
笑顔でいよう、心が傷ついたとしても
空の雲のように
きっと通り過ぎていくよ(乗り越えられる)
怖くても悲しくても笑顔なら
笑顔でいるならきっと明日は
太陽が昇るのが見えて
あなたのために輝くだろう
喜びの表情を浮かべて
悲しい面影は隠して
涙があふれそうになっても
そういうときこそ
なんとかこらえて笑顔でいよう
泣いたところでどうにもならないからね
そうすればきっと人生はまだまだ捨てたもんじゃないと気づくよ
ただ笑顔でいれば
Smile(スマイル)カタカナ読み
Smile, though your heart is aching
スマイル ゾウ ユア ハーティズ エイキング
Smile, even though it's breaking
スマイル イブン ゾウ イッツ ブレイキン
When there are clouds in the sky
ウェン ゼア アー クラウズ インザスカイ
You'll get by
ユウル ゲッ バイ
If you smile through your fear and sorrow
イフ ユウ スマイル ゾウ ユア フエア エン サロウ
Smile and maybe tomorrow
スマイル エン メイビー トゥモロウ
You'll see the sun come shining through for you.
ユウル スィー ザ サン カム シャイニン スルー フォー ユー
Light up your face with gladness
ライタップ ユア フェイス ウィズ グラッドネス
Hide every trace of sadness
ハイデヴリー トゥレイス オブ サッドネス
Although a tear may be ever so near
オーゾウ ア ティアー メイビー エヴァー ソー ニアー
That's the time you must keep on trying
ザッツダ タイム ユー マスキーポン トゥライン
Smile, what's the use of crying
スマイル ワッツザ ユースオブ クライイン
You'll find that life is still worth while
ユゥル ファインダッ ライフ イス スティル ウァーズ ワイル
If you just smile
イフ ユー ジャス スマイル
多くのアーティストがカバーするSmile
歌詞を見ていただくとわかるように、人が何かの困難に合ったとき、それでも前向きに笑顔を絶やさないことで人生が開けていくというメッセージが込められています。
先日翻訳したルイ・アームストロングの「On The Sunny Side Of The Street(ひなたの道)」にも通ずるメッセージですね。
わたしがこの曲をはじめて知ったのはエルビス・コステロというイングランドのアーティストのカバー。
そのあとこれがチャップリンの曲であると知ったのですが、他にもマイケル・ジャクソン、エリック・クラプトン、ホリー・コール、スティービー・ワンダー、ロッド・スチュワートなどの多くの世界的なアーティストがカバーしています。
Jazzのミュージシャンの間てもスタンダードとして演奏されているのを度々聴きます。
Smile(スマイル)の歌詞を日本語に翻訳してみて感じたこと【英語の勉強に効果的】
洋楽を翻訳するのは英語力を向上するのになかなか効果的なのかもしれないと感じました。
特に好きな曲を翻訳しようとすると、できるだけその曲のメッセージをくみ取ろうとするので少なからず意訳が必要になります。
英単語をそのまま日本語に置き換えただけでは、その歌で本当に表現したいことには感じられず、その単語の持つほかの意味や使い方をいろいろ調べながらしっくりくる日本語の歌詞に仕上げていくのが必要。
この行為が、その言葉の持つ本質的な意味に向き合うことになって、自分のものとしてしっかり記憶に刻まれるように思ったのです。
英語学習中の方は、よかったら好きな英語の歌詞を自分で翻訳してみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。